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(23) 7月27日(土) 南ふ頭運動場 <17時00分試合開始:晴れ>     

   
BIGUPSET   
みずほ証券  

投手: 平山(5回:1勝)−上野(2回)  / 本塁打:なし 三塁打:なし 


<試合経過>
これまで数々のドラマを生んだBIGUPSETとの伝統の一戦。(三輪オーナーの悪い癖だが)1週間前から対戦投手
として今年ノーヒットノーランを既に2試合も達成している石井さんを指名するなど挑発『口撃』を行う。

これを受けてくれたのか対戦3日前には相当なメンバーが揃うとの報告が入ってくる。対戦当日、いつも通り自宅でランニング・準備運動を行い、気合を入れてグランドに向かったオーナー、事故渋滞で試合開始30分前に到着して相手メンバーを見るとお馴染みの方々以外に見慣れない選手が数人。

元・慶応大学野球部の谷戸君、これは事前の山田レポートで把握済みで動揺はなかったが、もう一人明らかに年次が違う幼い顔の選手がいる。聞いたところ昨年、桐蔭学園で1番ショート、現在は六大学野球部の現役。これにはさすがに驚いた。

この二人に加え石井さんも参加で充実のBIGUPSET。大友さんの自信に満ちた顔、口には出さない芝田さんの”今日こそは”の思いが伝わってくる、そして櫻町さんにいつもの笑顔がない。この時点で今日は壮絶な試合になることを予感した。

更に精神的に揺さぶられた選手がもう一人。ユニフォームは”浜田山で6番・TANABE”、顔をみたら何と前日研修で講師をしていた田辺さん。研修後の懇親会の飲みでも一緒にいたが翌日の野球の話など一切なし。さすがにこれには、もうなんと言うか『じぇじぇじぇのじぇ』とでも言うしかなかった。(今考えれば、研修でやたらと僕に突っ込んできたのは、以前から知っているという理由ではなく、翌日の対戦の揺さぶりだったのか???)

これだけ意識されたことに感謝したが動揺は隠せず試合はいきなりオーナーの気持ちがメンバーに影響してしまう。


初回、先頭の大間さんの飛球を川村が取れずに出塁を許すと2番石井さんには四球、そして3番の大学生に火の出る打球を打たれ、あれよあれよの無死満塁。そして迎えるは4番芝田さん、シャープに打ってくるかと思いきや、今まで見たことがない右打ちで打球はライナーでライト線に、強肩金沢の送球で2塁ランナーは刺せるタイミングだったが中継の三輪が悪送球で先制を許す。5番谷戸は抑えたが次打者田辺さんのサードゴロの間に3塁ランナーが返って3失点。先発平山は好投手だったがチーム全体が明らかに雰囲気に呑まれた。

そして攻撃、相手投手は指名の石井さんではなく、その大学生。キャッチャーは谷戸君。ショートに石井さんと完璧なセンターライン。現役バリバリでさすがに球は速い。1,2回と何と4三振のスタート。

しかし、我々”みずほ証券”はBIGUPSETさん同様、百戦錬磨のチーム。更に今年はあらゆるチームと対戦した、この経験が生きてくる。

まずは試合展開、3点は失ったが次の失点を絶対にしないこと、守りからリズムを作り体制を立て直すこと。これを先発平山が忠実に守り、テンポの速いピッチングでリズムを作る。

そして攻撃、今年は元プロ野球投手の十川選手や、慶応大学胴上げ投手と戦ってきた。速い球には慣れている(十川選手のボールはバッターボックスで音が鳴っていた)。

1順目は打てないものの大事なことはノーサインの時にフルスイングを心掛けること。そうすると相手投手が常に全力投球をしなければならなくなり、余裕のないピッチングを続けることで後半に響いてくる。これも今年、共立出版の元・関東一高のエースから教わったこと。

その効果がようやく6回に表れる。先頭の神野がヒットで出塁すると2番上野が四球。1死後、4番山田のピッチャーゴロをピッチャーが無理な体制で3塁へ送球、これが悪送球となり満塁。3点差の展開を考えると一つのファーストアウトで良かったはずだが完封を意識したか?余裕がなかったのか?このプレーが結果として大きかった。

疲れてきたタイミングでバッター金沢は相手に取って脅威。予想通り押し出しの四球で1点を返すと、安パイの三輪にも押し出しで1点差に迫る。

そして7回、守りでホームタッチプレーアウトを完成し勢いに乗るみずほは、先頭の川村が6回途中からマウンドに登った石井さんからヒットで出塁。これを神野がしっかり送る。上野は倒れたが、二死2塁ながらバッターは期待の水野。必ずやってくれると思っていたが、水野の打球は高いバウンドでショートへ、難しいバウンドだったがショート本チャンの大学生がキャッチしジャンピングスロー、万事休すと思ったがこれがホームベース側に逸れる悪送球。2塁ランナー川村が返って同点。

結局、試合は3−3の時間切れドロー。お互いがホームクロスプレーでアウトにするなど随所に好プレーのでる素晴らしい試合。これが伝統の一戦のアドレナリンなのか?参加者全員が満足する見事な一戦であった。


<三輪コメント>
上で一杯書いたから省略だろ!あれだけのメンバーを揃えてくれたBIGUPSETさんに素直に感謝。
見所満載で本当に面白かったし、死闘と呼べる試合だった。
上野よ、平山に続きローテに入れるぞ!塚田のキャッチャー、ワンバンドの壁は完璧。

スコア・・
 
  打席 打数 得点 安打 打点 犠打 四死球 盗塁 三振 失策 残塁
チーム 31 24 10

 
名前 投球回 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点 責任投手
平山
上野  
               

守備 名前 打率
<通算>

<通算
 1回 2回  3回  4回  5回 6回 7回  
(左) 神野 .214 遊ゴロ -- -- 投ゴロ -- 左安 犠打  
(遊)投 上野 .000 三振 -- -- 三振 -- 四球 三振  
(中) 水野 .000 投飛 -- -- 三振 -- 左飛 遊失  
(三)遊 山田 .143 -- 三振 -- -- 中二 野選 二飛  
(右) 金沢 .289 -- 三振 -- -- 三ゴロ 四球 --  
(一) 三輪 .324 -- 三振 -- -- 四球 四球 --  
(捕) 塚田 .152 -- -- 三振 -- 振逃 遊ゴロ --  
(投)三 平山 .111 -- -- 四球 -- 四球 三振 --  
(二) 川村 .211 -- -- 三失 -- 三ゴロ -- 中安  
          -- -- -- -- -- -- --  
                 -- --  --  -- -- -- --   


  名前 コメント
  神野 外野の処理が完璧、そして最終回のバント。言うことなし!
  上野 打撃は振るわなかったが、彼がローテに入ってくれれば更に上位を目指せる。
  水野 最終回の意地はやはり何かを持っている。参加してくれてありがとう!
MVP 山田 攻守に大活躍、気持ちが入っても空回りせず結果を出す、これが一流と言われるゆえん。
  金沢 どんな投手が相手でも警戒されるし雰囲気を持っている。それが5番にいるとチームは安定する。
  三輪 勝ちたかっったけど負けなくて良かったが本音かな、、初回の雑なプレーは反省。
  塚田 今日は影のMVP,キャッチャーとして十分サポートしてくれた。やはり頼りになるよ。
  平山 ナイスピッチング、テンポが良くチームにも馴染んできた。面白い存在になってきた。
  川村 最終回のヒットが今までのプレー全てを払拭させた。相変わらずの存在感だね。