(18) 9月 3日(土) 神宮外苑ケヤキ運動場 <12時00分試合開始:晴れ>
投手: ○土肥(4回1/3:4勝)−S小倉(2回2/3) / 本塁打: 三塁打: |
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<試合経過> 前日土曜日、壮年公式戦1回戦を突破した、みずほ証券野球部。 後半戦を8月19日からスタートさせたが、なんと今回で三週連続土日の活動。 しかも今日は、丸の内大会の決勝戦。 ■決勝進出は 2014年芙蓉大会が初で、その時は優勝を飾った。またレベルは違うが、千代田区壮年大会で2018年秋、2019年春と連続して決勝進出を果たしているが、そこは共に準優勝で終わっている。 ■丸の内大会は 今回で77回を迎える歴史ある大会で、今年も丸の内の有力企業がしのぎを削っており、大会に重みがある。その大会に2014年から参加しており、今年10回目の出場で初の決勝進出となる。 ■相手の山九首都圏エリアさんは 過去同大会で2回対戦があり ・2014年 3回戦 ●6−7 1日2試合の2試合目で1試合目に先発した矢田が連投で最後力尽きる ・2017年 1回戦 ●3−5 当時のベストメンバーで臨むも、相手の強力打線の前に敗れる と、共に惜敗している。ただ、今年の相手チームは、エースが大学全日本軟式野球の代表だったり、元甲子園常連校の選手がズラリとタレント揃いで、我々がいつも対戦する三菱HCキャピタルさんや大成建設さんを撃破して勝ち上がってきている超強豪。 決勝戦だけあって、両チームとも会社関係の応援がズラリ。最高潮の中で始まる。 ●1回表 先発はここまで3勝の土肥。夏の猛暑を考え省エネ投法で、少し球速を抑えたピッチング。しかし1番バッターがいきなりライトへ大飛球。これはライト和田が追い突いたが、振りがむちゃくちゃ早い。しかし、その強力打線を土肥は、2番三邪飛、3番遊飛と抑え完璧なピッチング。こう言うスタートが出来る土肥はやっぱり凄い。 ○1回裏 先頭の室伏さんが粘るも外側からのキレのあるスライダーで三振。やはり相手投手はレベルが違う。しかし続く2番柏木がセカンドの内野安打で出塁すると、準決勝で4打数4安打と爆当たりだった3番和田がレフトへヒットで1,2塁とチャンスメイク。続く4番土肥は遊ゴロでセカンドがフォースアウトとなり2死1,3塁。ここで5番坂本は警戒されたのか、いきなりスリーボルで結局四球で満塁。迎えるは井。相手投手が一段ギアを上げ低めのストレートで2球で追い込まれたが、次の球を振り抜くと1塁方向へのボテボテのゴロ。しかし井は一塁へ全力疾走、慌てたピッチャーがボールをお手玉し1塁がセーフとなり先制!! 更に満塁で7番小倉。いつも通りバットに当たる気がしないフルスイング。それを見て相手も警戒したのかフルカウントまで粘る。次の投球でランナーは一斉スタート。小倉は低めの変化球に空振りするが、ワンバウンドでキャッチャーが弾いてしまう、小倉もまた井同様1塁へ全力疾走、それを見て慌てたのかキャッチャーからファーストへの送球がセカンド方向にズレ、小倉は1塁セーフ。更に走っていた2塁ランナー坂本が、その間に一気にホームに返る好走塁で初回なんと3得点をあげる!! ●2回表 想定外の先制で少し浮き足立ったか、1死から四球、内野ゴロ安打で1,2塁のピンチを招くと7番バッターが豪快にセンターオーバーの本塁打、あっさりと同点に追いつかれてしまう。 ○2回裏 この回の攻撃が良かった。 1死後1番室伏さんがセンター前ヒット、続く2番柏木がレフトに流し打ちヒットで1,2塁。これには相手投手も「上手い」とあんぐり。更に3番和田が、6打席連続ヒットとなるショート後ろへヒット!!!これで2塁ランナー室伏さんがホームインし逆転。そして4番土肥が相手投手の球をセンターに痛烈な打球で打ち返し、柏木が2塁から生還し突き放す。更に、1死1,3塁。ここで緑川レギュラー監督が動く、5番坂本の2球目に3塁ランナーを走らせエンドランを敢行、見事坂本が転がし、この回3点目。緑川レギュラー監督の思いっ切りも凄いし、それを実行できる選手も凄い。個々の力では劣勢だが、チーム力というか、うちは”本当に”野球”をやってる感じだ。 ●3回表 点を取った大事な次の回。1番バッターからだったが二飛でワンアウト、続く2番に出塁を許し強打の3番を迎える。3番は火の出るような打球をサードに打つが、サード松浦が好捕、6−4−3のWプレーでピンチを凌ぐ。 ○3回裏 相手投手が意地の投球。7番小倉からの打線だったが、サードゴロ、三振、三振と抑えられる。しかもツーストライクから決めるときには声を上げるピッチング。相手のベンチが盛り上がる嫌なムード。 ●4回表 4番からの打順。4番バッターはセンターへの飛球だったが、深く守っていた室伏さんの前に落ち、隙を見たバッターランナーは2塁へ一気に進む。更にワイルドピッチで無死3塁。5番バッターもスリーボールとなって苦しくなったが、土肥が踏ん張りファーストゴロに抑える。3塁ランナーは生還したが、後続を断ち追撃を許さない。 ○4回裏 3回に三者凡退に抑えられており、この回を簡単に抑えられると相手へ流れが行きそうな展開。相手投手もそれがわかっていてギアを上げる。しかし1番室伏さんがツーストライクからサード後方へヒット、一気に2塁へ進む好走塁、これが大きかった。2番柏木がセンターへヒット、センターが処理にもたつく間に2塁から室伏さんが一気に生還!!大きな1点が入る。更に四球、進塁打で2死2,3塁の場面で相手がワイルドピッチ、3塁ランナー柏木がホームへヘッドスライディングで生還。2死から相手のミスでの得点で流れを渡さない。 ●5回表 8−4と4点のリード。この回を抑えれば継投で少し見えてくるかな?と思ったが、そこは決勝戦。そんなに簡単にはいかない。 8番からの打順で、8番を三振に仕留める。9番バッターの場面、ここまで踏ん張ってきた土肥のリズムが崩れる。少しボールが引っかかる感じでストライクボールがはっきりしてしまう。9番、更に1番と連続四球で1死1,2塁でピンチを迎える。 ここでまた緑川レギュラー監督が勝負に出る、ピッチャーを小倉にスイッチ。「もう小倉と心中」と腹を括る。 その小倉、いつも通り立ち上がりが悪い。2番バッターをフルカウントか四球で満塁。しかもストレートが浮いて変化球が定まらない。満塁で3番バッターだったが、いきなりスリーボール。結局押しだしで3点差。続く4番の場面でもフルカウントになり、ドキドキだったが空振りの三振に仕留めツーアウト。ピンチは続きパスボールで3塁ランナーが生還し2点差に追い詰められる。 ただ、ここで1塁ランナーがスタートせず2死1,3塁。ここでようやく腕が振れてきて、5番を同じくフルカウントから空振りの三振に仕留め踏ん張る。 ○5回裏 少しずつ差を縮められ、抑えたとはまだ不安定な小倉。なんとか突き放したいみずほは、先頭の松浦が四球で出塁。こういうのが相手に流れを渡さないので大きい。9番は代打溝口、期待がかかったがあえなく三振。続く1番バッター室伏さんの場面でエンドランを仕掛ける、不意を突かれたかセカンドが打球を弾き、ボールがライト方向へ転がる間に1塁ランナー松浦は一気に3塁へ。1死1,3塁、当たっている柏木。ここでまたも緑川レギュラー監督がエンドランのサイン。柏木はしっかり転がし、また3塁松浦のスタートも良く、見事生還でまたも突き放す。 ●6回表 ここを乗り切れれば見えてくる。しかし先頭バッターがセンター前ヒットで相手ベンチが盛り上がる。嫌な展開で8番の放った打球は痛烈なサードへのゴロ、これをまたも松浦が好捕、6−4−3のWプレー!!!!このサード松浦の守備は本当に救われた。 ○6回裏 相手投手も継投。2四球で1死1,2塁とチャンス。ここで2塁ランナー土肥が3塁へ好スタート。しかし小倉がスイングで補邪飛、飛び出した土肥は戻れず最悪のWプレー。嫌なムードが漂う。 ●迎えた最終回。 9番からの打線。とにかく先頭を抑えること、ここを四球で出すと嫌な流れで上位打線に回る。三輪オーナーはドキドキだったが小倉の変化球が切れる。しかも相手は明らかに四球を狙っていてバットが出ない。結局見逃しの三振でワンアウト!!続く1番バッターは2球目をサードへの飛球。サード松浦ががっちり取ってツーアウト。ここで勝利を確信、最後は2番バッターを三振に仕留め見事に優勝を飾った。 肩の違和感で和田の登板を回避しての優勝、攻撃面の隙のないプレーはお見事。野球と言うのはわからないもんだね。 素晴らしい試合だったし、応援にきてくれた皆さんありがとうございました! <緑川レギュラー監督コメント> 3大大会で約10年ぶりの優勝!応援の皆さんの力も借りて、ナイスゲームでした。1人1人が役割に応えてくれて、采配が楽しかったです! <柏木キャプテンコメント> 入部して丸8年。初めての優勝!!応援の力も含めて皆で果たした快挙です。いやーーー野球、楽しいですね。 応援・・笹倉、金沢、平山博さん |
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