（１４）　　８月　６日（日）　神宮外苑ケヤキ運動場　　＜９時３０分試合開始：晴れ＞　　　　丸の内大会３回戦　　　　　　　　

	１	２	３	４	５	６	７		計
みずほ証券	２	０	５	０	０				７
安川電機	０	４	０	２	０				６

投手：　○小倉（３回：２勝１Ｓ）－Ｓ矢田（２回：１勝１敗１Ｓ）　

本塁打：髙井３号、坂本３号　　三塁打：土肥、高木　

＜試合経過＞

２回戦を突破し草野球のメッカ神宮外苑に戻ってきた。
３回戦ともなると、相手チームも２つ勝ってるだけに強い。
また第１試合とは言え今年の夏は暑い、まさしく「死闘」と言う言葉がふさわしい大激戦の試合だった。

◇１回表
相手投手はストレートも速く重い感じで制球も良かったが、先頭室伏さんがいきなり左に流しレフト前ヒットで出塁。
重い雰囲気の中で、いきなり先頭が出るのは素晴らしい。続く柏木が送って１死２塁のチャンス。
ここで絶好調・土肥がセンターへ弾き返す。ホームは微妙だったが３塁コーチャー天内は腕を回し、２塁ランナーは一気にホームへ。センターからの送球が逸れ見事ホームインで先制。
その間に土肥も２塁へ。更に相手パスボールで１死３塁と初回から押せ押せ。ここで４番溝口は相手の変化球に対応出来ず三振。更に高木はショートゴロでチャンスは潰えたかに見えたが、ショートがお手玉し土肥が生還し初回に２得点。

◆１回表
先発は小倉。スロースタートだけに１時間前から準備万端。。。。だと思ったら、いきなり先頭の初球に死球。直後に盗塁を許し無死２塁のピンチ（相手の走塁のセンスはこの試合を通して抜群だった）。
２番バッターは三振で仕留めたが、振り逃げで１塁へ送球の間に２塁ランナーが３塁に行き１死３塁。
ここで３番はサード線へのゴロ。サード溝口がキャッチし３塁ランナーにタッチするも判定はセーフ（これはアウトのように見えたが）。すかさずファーストへ送球でバッターランナーはアウト、これが大きかった（こっちはセーフな気がしたが）。
続く４番をサードゴロに抑え無失点。

◇２回表
１死後、坂本が内野安打で出塁。続く９番小倉は右中間へ２塁打、１塁ランナー坂本は打球が落ちたのをみてのスタートだったので本塁をつけず。少し嫌なムードが漂うが１死２，３塁のチャンス。
しかし１番バッター室伏さんは初球を打つも遊飛。更に２番柏木の時に、相手がパスボール、３塁ランナー坂本がホームへ突っ込むも、ボールの跳ね返りがちょうどキャッチャーの振り返ったところで楽々のタッチアウトで得点機を逃す。

◆２回表
すこし嫌なムードになったが、先頭の５番バッターの強烈な１，２塁間の打球を、ファースト坂本がジャンピングキャッチ、すかさずファーストへ送りアウト。これにはベンチにいたマネジャー加藤、小倉のお母さんも「キャー」の黄色い声援。一気に盛り上がる。

しかし今日の小倉は制球に苦労した。６番に四球を許すと７番には初球を打たれ１，２塁。続く８番も四球で１死満塁のピンチ。９番バッターは変化球で三振に打ち取り二死となるが、１番バッターに押し出し死球。
更に２番バッターに２点逆転タイムリー。３番にもヒットを打たれ２－４で突き放される。
尚も１，２塁のピンチだったが４番を三振に打ち取る。これが大きかった。

◇３回表
逆転され重いムードのベンチ、しかも先頭の柏木はフルカウントまで粘るも高めを振らされワンアウト。
ちょっと嫌な流れであったが、ここで悪い流れを払拭したのが土肥、左中間に抜ける３塁打で狼煙を上げると、続く４番溝口は何とか２遊間に運ぶ内野安打で土肥が生還し１点差。更に５番高木がレフトオーバーの同点３塁打！！！でベンチは大盛り上がり。尚も１死３塁で６番和田、ここで初球にエンドランを敢行、和田は芸術のようなショートゴロを放ち３塁ランナーがホームインし逆転！！見事な采配と攻撃だった。

相手バッテリーが良いだけに２回にひっくり返されたときは重い感じだったが、土肥の長打を皮切りに一気にひっくり返す怒濤の攻撃。うちも相手も振れていて、まさに夏の大会にふさわしい「ノーガードの打ち合い」。決して投手が悪いわけではなく、試合は一進一退。１点差では、まだまだわからないと思った矢先、

みずほの攻撃は、まだ終わらない。二死ランナーなしから、７番髙井は強烈なセカンドゴロ、これをセカンドが取れず、更にライトの前でイレギュラーしボールが転々。髙井は一気にホームまで還りランニングホームランで突き放す。

更に８番坂本、上手く流してライトへ、これもライトの前でイレギュラーバウンドし、ライト後方にボールが転々。
坂本は炎天下の中、ファインプレーをみせた泥だらけのユニフォームでベースを１周し、２者連続のランニングホームラン！！
この二死からの二人のホームランが大きかった。

◆３回裏
ようやく、ようやくストライク先行になった小倉が三者凡退に抑え、荒れた試合を沈める。

◇４回表
相手投手も体力がある、すこし疲れが出てきても抜群の制球力で、１番室伏さんからの好打順を三振、三直、左飛とこちらも三者凡退。

◆４回表
柏木キャプテンは早めの継投。４回から矢田をマウンドへ。その初球、いきなり左中間を真っ二つに割るランニングホームランを打たれる。しかし続く９番、１番バッターを打ち取りツーアウト。ここで振れている上位打線。ベンチで見守る三輪オーナーは”数人出して次の回を下位打線で迎えてもいいや”と思っていたら、それが伝播したのか２番、３番を連続四球。ワイルドピッチも重なり２死ながら２，３塁。ここで４番バッターの打球はボテボテのサードゴロ。今日は全体的に体が重そうな溝口が、キャッチするも一塁送球が逸れ３塁ランナーが生還で１点差。

更に１，３塁のピンチで強打者の５番。ここが大一番だったが、矢田は一つギアを上げストレートの真っ向勝負。気迫が勝ったか見事投ゴロに押さえピンチを切り抜ける。

◆最終回
１点差、そして大会という重圧。ベンチはドキドキで迎える最終回。勝負は先頭と思っていたが、その先頭バッターは４球目を快心のあたりのレフト前ヒットで無死１塁。ここで走られるとキツいと思っていたが、やはり最終回で相手もなかなか勝負に出れない。
そして今日は矢田のコントロールが冴えていた、７番を三振でランナーもそのまま。続く８番バッターは３球目をフルも浅いレフトフライ。最後は９番バッターの３遊間のゴロ、ショートの深いところだったが、土肥の見事なポジショニング、しっかりキャッチし２塁へ送球しフォースアウト。

夏の暑い中、お互いが力を出し切った試合、見事１点差で逃げ切った。また相手投手はこの猛暑の中、５イニング無四球完投、投球数は１０３の熱投、これには賛辞を送りたい。

＜柏木キャプテンコメント＞
逆転の繰り返しで手に汗握る展開！こういうゲームを勝ち切ると嬉しいですね。お盆で身体を休めて準々決勝も全力で行きましょう！

スコア・・

	打席	打数	得点	安打	打点	犠打	四死球	盗塁	三振	失策	本	残塁
チーム	２５	２３	７	１０	６	２	０	１	５	１	２	３

名前	投球回	被安打	与四死球	奪三振	失点	自責点	責任投手	球数
小倉	３	３	４	３	４	４	勝利	５２
矢田	２	２	２	１	２	１	セーブ	４７

守備	名前	打	安	点	打率＜通算＞	本＜通算＞	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回
（中）	室伏	３	１	０	.366	１	左前	遊飛	--	三振	--	--	--
（二）	柏木	２	０	０	.310	０	犠打	--	三振	三直	--	--	--
投	矢田	０	０	０	.286	０	--	--	--	--	--	--	--
（遊）	土肥	３	２	１	.462	４	中二	--	中三	左飛	--	--	--
（三）二	溝口	３	１	１	.412	１	三振	--	内安	--	右飛	--	--
（左）	高木	３	１	１	.333	０	遊失	--	左三	--	三振	--	--
（右）	和田	２	１	１	.556	０	三振	--	犠打	--	中安	--	--
右	五十嵐	０	０	０	.000	０	--	--	--	--	--	--	--
（捕）	髙井	３	１	１	.287	３	--	一ゴロ	右本	--	補邪飛	--	--
（一）	坂本	２	２	１	.267	３	--	内安	右本	--	--	--	--
（投）二三	小倉	２	１	０	.273	０	--	右中二	三振	--	--	--	--
							--	--	--	--	--	--	--

	名前	コメント
	室伏	初回、先頭でしっかりヒットを打てるのはすごい。
	柏木	思いっ切った采配でチームを上手く勝利に導いた。お疲れ様。
	土肥	相手投手もどこ投げても打たれるという感じだった、好走守全てにおいて本当に凄い。
	溝口	ちょっと体が重い感じだったな、次戦までに体調万全に頼むよ。
	高木	３回の同点打はお見事。あれで皆が勢いに乗った。
	和田	エンドランドの打球は見事だった。センスを感じるよ。まだ投げるなよ。
	髙井	キャッチングが素晴らしい、投手のリズムを上手く作ってる。
	坂本	スーパーキャッチだし、サードの送球を見事に拾っていた。影のＭＶＰ。
	小倉	浜松から来てくれるだけありがたい。見事なパフォーマンスでした。
	矢田	今日は攻めてたね、ボールに力があるよ。
	五十嵐	１塁コーチャーとか裏方仕事ありがとう。いるだけでベンチに厚みが出来る。
	天内	出場できなくても、参加してくれたりがたい。早く練習試合で１本だな。
	三輪	良い試合を見せてもらったよ。