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(29) 10月26日(日) 日本精工G <12時45分試合開始:晴れ>       芙蓉大会 決勝戦      

   
みずほ証券   
東京海上日動  

投手: ○平山(8回:5勝2敗)-上野(0/3回:4勝1S)−S富田(1回:5S)  / 本塁打:なし 三塁打:なし 


<試合経過>
待ちに待った決勝戦、メンバーは総勢17名。

先発平山は、初回先頭をヒットで出すと、簡単に二盗を許し、いきなりのピンチ。2番が進め1死三塁。ここで三番バッターの打球はサードへ。これを伊藤が処理したが、ホームは間に合わず、先制を許す。しかし、この三番バッターを一塁アウトして、流れを切ったのが大きかった。平山は、いつもの不安な立ち上がりを、見事1失点で切り抜ける。

2回は、緑川兄弟が2四球ながら、後続が打てず0点。また3回、4回もスコアリングポジションに進める、あと一本が出ず0−1のスコアが続く。

しかし、本日は9イニング。まして、きょうのみずほ打線は9番平山以外、休む暇がない好打者揃い。序盤の攻撃が、徐々に相手投手のスタミナを奪う。一方、平山は無四球でリズムよく打ち取っていく。その差が後半に響いてくる。

迎えた6回、遂に相手投手を捕まえる。1死後、緑川が三遊間を破るヒット、更に緑川(弟)がライト前ヒットで1,2塁。矢田の進塁打で2死2,3塁とすると、長竹が、しぶとく2遊間を破るタイムリーヒットで逆転。ベンチは、この日、一番の盛り上がりを見せる。

更に8回、頼りになる緑川(弟)が、四球で出塁すると、すかさず盗塁で無死2塁のチャンス。緑川(弟)は本当に期待通りの動きをしてくれる。ここでバッターボックスは矢田、ここもと打撃好調で、オーナーが1週間悩んで、強肩の亮太を敢えてベンチに置き、先発出場させた矢田が、期待に応える。矢田の打球はレフトの頭上を越えるタイムリー。2塁ランナーが返り、2点差。メンバー全員が勝利を確信した場面であった。

9回は、復帰した山田のヒットを皮切りに、緑川が弟に負けじと左中間への2点タイムリー。更に長竹が、ライトオーバーのタイムリーで8−2の展開。

ベンチはお祭りムード、さすがに勝ったと思ったオーナーは、緑川(弟)、平山と投げれる選手を次々にベンチに引っ込める、これが最終回の恐怖の始まりとなる。

抑えは、ここまで防御率0.00の上野。差は6点で後は抑えるだけ。

しかし、その上野が投球練習から球が上ずり腕が振れていない。二人のバッターに1球もストライクが入らず四球を出すと、慌てて富田にスイッチ。しかし、なんと、その富田も、全くストライクが入らず3四球、計5連続四球で、たちまち3−8。尚も満塁で8番バッターを何とか抑えたが、9番バッターに四球押し出しで4−8。

そして、次打者は前の打席にホームランを放っている強打者、また一発が出ると悪夢のサヨナラ逆転となり、ベンチは楽勝ムードから一転、固唾を飲む展開に。

その強打者の打球はライナーでセカンドへ、ここで矢野が見事に捕球しツーアウト。”あと一人”となったが、またもや次の打者に押し出しの四球で6−8。マウンドで顔面蒼白の富田がベンチを見る。『強気に行け!』と檄を飛ばしたが、オーナーも祈るだけだった。その富田が踏ん張り、2死満塁から3番バッターが放った打球はライトへ。この回のライトは、創設以来、主将としてチームを牽引してくれた神野主将。ガチガチになりながら何とか捕球し試合終了。

2003年創設以来、12年目で見事”優勝”を果たした。


<三輪コメント>
遂に優勝を成し遂げた、最後の打球が主将と言うのもうれしかったね、主将の目にはきらりと光るものがあったし、僕も感動した。本当にここまでチーム全員が貢献してくれた。本当に良いチームになった、ありがとう。

スコア・・
 
  打席 打数 得点 安打 打点 犠打 四死球 盗塁 三振 失策 残塁
チーム 45 38 11

 
名前 投球回 被安打 与四死球 奪三振 失点 自責点 責任投手
平山 勝利
上野 0/3   
富田 セーブ

守備 名前 打率
<通算>

<通算
 1回 2回  3回  4回  5回 6回 7回 8回 9回
(三) 伊藤 .339 遊飛 -- 内安 -- 内安 -- 中飛 中飛 -- 
(遊)投 富田 .314 三ゴロ -- 犠打 -- 三ゴロ -- 二直 一飛 --
(二) 森井 .293 三ゴロ -- 遊ゴロ -- 一ゴロ -- 四球 -- --
 打 山田 .158 -- -- -- -- -- -- -- -- 左安
走投遊 上野 .200 -- -- -- -- -- -- -- -- --
(一)左 金沢 .343 -- 一飛 -- 三振 -- 遊ゴロ 左安 -- 死球
(右)中 緑川 .229 -- 四球 -- 投失 -- 左安 遊ゴロ -- 左中二
(中) 緑川弟 458 -- 四球 -- 二飛 -- 右安 -- 四球 --
 二 矢野 .217 -- -- -- -- -- -- -- -- 三ゴロ
(捕) 矢田 .214 -- 左飛 -- 左安 -- 一ゴロ -- 左安 --
 捕 亮太 .286 -- --  --  -- -- -- -- -- 死球
(左) 五十嵐  .375 -- 三振 -- -- -- -- -- -- --
 一 長竹  .417 -- -- -- 中飛 -- 中安 -- 遊ゴロ 右二
 一 東郷  .214 -- -- -- -- -- -- -- -- --
(投) 平山  .160 -- -- 中飛 -- 投ゴロ 二飛 -- 二失 --
 右 神野  .273 -- -- -- -- -- -- -- -- 中飛
                     -- -- -- -- -- -- -- -- --

  名前 コメント
  伊藤 初回のサードゴロの判断は見事、チームを牽引。ここ一番は本当に頼りになる。
  富田康 最後のマウンドは少し酷だったけど、良く投げてくれた。ショートの守備は範囲の広さは半端ない。
  森井 前回の負傷から良く復帰してくれた、1番から3番までのこの打順は都大会レベル。
  金沢 始めからマークされるのは分かっていた、その存在感だけで十分。
  緑川 キーとなる選手として挙げていたが、想像していた以上に相手が警戒してくれた。そして見事に結果をだした。
  緑川弟 8回の四球出塁が大きかった、良く野球をわかっている。センターの守備は素晴らしかった。
  矢田 絶対にチャンスに回ってくると思っていたが、大事な場面で本当に打ってくれた。素直に嬉しい!!
  五十嵐 安定した守備力を期待して先発に起用。試合展開で代打を送ったが、本当に使いやすい選手。
MVP 平山 ナイスピッチング、言うことなし!!
  長竹 2安打4打点で大暴れ、MVPにしても良かったが、もっと活躍してくれるだろう。
   亮太 代走からの出場だったが、期待通りの活躍をしてくれた。2番手捕手であのスローイングは相手の勢いを止める。
  山田 完璧なバッティング、1打席の集中力はさすが。
  上野 気合が入っていた、一発勝負の試合では、上野のプレーは頼りになる。
  矢野 最終回のセカンドライナーを捕球した、ビッグプレーだった。
  東郷 良く来てくれた、いつでも来いよ。ポジションは確約してないけど(笑)
  神野 涙の捕球だった、最後に打球が行くところは、持ってるね!!
  三輪 素晴らしいチーム、メンバーに支えられた。これからも突き進むぞ!!!