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伊藤送別会






オーナーコメント
今シーズン終了後、仕事の関係で伊藤はNY、島田は香港へと旅立つ。

この出発は、彼らの人生において、当然プラスであり、野球部としては素直に喜びたい。
次回会う時には一回りも二回りも成長した二人を見ることを今から期待したい。

送別会で、4番飯田・主将神野がコメントした通り、彼等二人の活躍なくして今のみずほ証券・野球部はない。

懐かしい話だが、入団前、二人とも『本職は内野だが投手もできる。』と同じことを言っていた。春季大会期間中で、かつ当時のメンバーに満足していた僕は、彼らの入部を躊躇した。ただ、彼らの入部希望が強かったので、グランドをとり、彼等と一緒に練習をすることにした。はっきり言えば、入部の可否を練習で決めることにしたのである。(時期は1ヶ月ほど伊藤の方が早かった)。

伊藤の練習日、幹部数人が集まった、非常に暑かったことを覚えている。その中で、幹部の一人、岩崎がノッカーを引受け、伊藤に内野ノックを打った。僕は見下し気味にファーストを守っていた。しかし、その1球のキャッチ&スローで、もう確認する必要がなくなってしまった。実力が当時の野球部メンバーでも飛び抜けていたのだ。

今となっては笑い話しではあるが、”テスト”として彼等を呼んだことが恥ずかしく思えた。1球ノックしただけで、僕は伊藤に”是非、入部してくれ!”と嘆願した。それは、後日、島田の練習でもそうであった。

こうして、伊藤・島田の新人コンビが誕生した。そして、我々野球部は一気に活気づき、当時の千代田区5部春季大会で”準優勝”を成し遂げる。それ以降も、彼らは野球部の軸となり、大きく部を成長させてくれた。雰囲気を作り若手リーダーとしてチームを引っ張る伊藤、自分に厳しく黙々とプレーでチームを引っ張る島田と、スタイルは対照的だったが、それぞれが部の役割を考え行動し、チームを盛上げてくれた。

この二人には、本当に感謝している。そして改めて”ありがとう”と御礼を言いたい。いつの日か、また彼らとプレーをすることを楽しみに、我々みずほ証券野球部は更なる飛躍を遂げることを約束したい。